ふゆきデザイン年賀状

2006年年賀状についてふゆきデザイン年賀状

誰の為の年賀状か

年賀状は誰の為に出すのでしょうか…。色々あるでしょう。儀礼。義理にしがらみ。 あるいは年に一度のコミュニケーション。 来るから出すのか、出すから来るのか。それはともかく出すからには印象の強いものを出したい。 目立ちたいと思うのは誰しも同じ事です。


しかし、格好いいだけでは印象に残らない。それは何故でしょう。 大事なのはモチーフであり、テーマであるからです。 どんなに絵がキレイでも素晴らしいデザインでも訴える力がないと印象には残りません。 あまり鼻につくようなアピールは横に置いて、 さりげなく何かをアピールするものがあれば人の記憶に残る訳です。 あなたが受け取った年賀状で、この二年、三年の間に強烈な印象が残ったものがありますか?


良くある自分のこどもを写真に撮って送る年賀状。 子どもの写真は一体何を訴えているのでしょうか。 私の子を見て〜〜〜〜、ボクの子を見てくれ、ほ〜ら、可愛いだろ〜という自己顕示がテーマです。 決して子どもがテーマではありません。 このテーマは嫌と言うほど見せられるために飽きてしまってあまりに印象が薄い。愛犬も然りです。 これが可愛いではなく凶暴だとかなり印象に残るに違いありません。しかし正月に相応しくありません。


だからみんなありきたりであまり冒険をしない年賀状を好みます。 年賀状は既製のものであっても、選択した意図を問われるからです。 星の数ほど年賀状のデザインは巷に溢れています。その中から何を選ぶか。 とにかく目立ちたい人は変わった年賀状を選ぶのかもしれません。 しかし、残念ながら変わっているから、 カッコいいから人の心に残るかと言えば、決してそうではないのです。 写真でも絵でも良いからひとひねりするだけで人の心に訴える事が出来ます。


このふゆきデザイン年賀状は、単に絵柄を並べている訳ではありません。 ひとつひとつメッセージを込めています。それは家族愛であったり、 力強い叫びであったり、微笑みであったり、おかしさであったり、 絵とデザインの中に何かしらの小さなメッセージを入れる事にしています。 その中であなたの意図に合うものをチョイスすれば良いだけです。 あなたの選ぶセンスがそこで問われる事になります。


私は自己満足でこのサイトを運営しています。 そしてそこで生まれる年賀状はあなたのメッセージの単なる媒介役でしかありません。 当たり前の事ですが、決して私の作った年賀状が主役ではありません。例えそのまま一切、 手を加えないで使ったとしても、それはあなたが選んだ、あなただけの意図を込めた年賀状となります。 あなたが友人にネクタイを贈ろうが、指輪を贈ろうが、誰もそれを作った人の事など意識しないの同じです。 そして、贈り物を選んだ目と、贈るときに言うメッセージほど効き目のあるものはないに違いありません。


今年のテーマはオンリーわんです。ひとつだけの年賀状。それはあなたのメッセージに他なりません。 あなたが選んだ年賀状に言葉を添えて、それが相手の心に残る手助けをわずかでも出来るならば、 少しは誇りに思えるのかもしれません。(ちょっとカッコつけすぎですね)

田中冬木・作者よりのメッセージ 2005.9.2
ふゆきデザイン年賀状
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