田中冬木 vs 米嶋貢(第1回・心に届け!年賀状)

心に届け年賀状!ロゴ
本日は忙しい所をありがとうございます。年賀状が時代の流れでどんどんデジタル化していますが、これは仕方ないとしても、良い所まで無くなるのはとても悲しい気がしているのですが、米嶋さんは、年賀状に関して、どう感じていらっしゃいますか?
年賀状が簡単にコピーで大量印刷され、間際のやっつけ仕事のようで、寂しさを感じてます。本来、1年を振り返り感謝の気持ちを示す言葉と、来年もお世話になりたいという、願望を示す年始挨拶が、定型化された書面・書体となり、感情も見えない無機質な物になっていくのは......
同感です。綺麗になった分、表情が見えなくなっている感じがします。挨拶状で言う表情とは、言わば筆跡みたいなものでしょうか。そういう人の顔が隠れてしまった感じがありますね。
その通りです。個人的には、綺麗すぎる年賀状は、印刷に出した定型品のように感じ、心に届かないです。即ち、定型の年賀状が最も印象に残らないパターンで、相手に至ってもその様に感じてしまい、そろそろ年賀状の交換を止めようか、と思ってしまいます(結構、叔父・叔母や距離がある親類縁者が多いのですが....)
一方で、いくら定型の年賀状でも、何か一言、近況を教えてくれたり、気遣ってくれる手書きのメッセージがあると、会い手の顔が浮かんできます。その時は、1年に一度、心の中で、お互いの挨拶が出来る瞬間でしょうか?この感覚が、年賀状を出し続ける動機なのでしょうか??
印象的な年賀状って、結局は人のパーソナリティが浮かんで来るもので、デザインだのイラストだのというのは触媒に過ぎないって事なんでしょうね。そういう意味で米嶋さんにとって記憶に残っている年賀状とはどんな年賀状なのでしょうか?
記憶に残る年賀状は、やはり両親からの物でしょうか?いつも2行ぐらいの短い文章ですが、その時々のことを気遣ってくれたり・励まされたりしている年賀状が、一番記憶に残ってます。普段、電話やメールで月に1回は連絡を取り合っているのですが、離れていることもあり、短い言葉に凝縮されることが記憶に残るのでしょうか?次には、友からの近況連絡です。最近最も記憶に残ったのは、隠居生活をはじめましたでしょうか?私も年を取ってきたのでしょうか?(笑)
いやあ、米嶋さんが年食ったって言ったら、私はどうなるんでしょうか。(笑)年賀状は、たった1枚だけど、連綿と続く流れみたいなものがあり、子供の年令、いつのまにか子供の数が増えていたりと、少ない情報の中に得られる何かがあったります。逆に少ないからこそ、文字の重要性が浮かび上がるという気がしてます。だからこそ、手で書く事が重要なんじゃないかって、思ったりするんです。
手書きの重要性は、その通りだと思います。ただ、問題は、多分百枚を超える年賀状に全て手書きで書けるか?と言う視点だと思います。心を込めて相手に個別に書いていても、集約すると、そんなにパターンがなく、半分以上は、同じ文言で書いていないでしょうか?かといって、タイプした文字では筆跡が残せなく、数時間掛けても単調な作業をしなければならないのが、年賀状を書く「いやな側面」と思います。
そう、そうなんです。まさに我が意を得たりです。イモ版や、スタンプ版も、今のプリンタ出力も手法が違うだけで目的は手間を省いて同じものを複製する事です。だけどイモ版には暖かみがある。その違いはやっぱり、絵でも文字でも手が入っている感覚、つまりは筆跡があるって事だと思います。今回の心に届け!年賀状のテーマそのものとも言えます。
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芋版は、最近作らなくなりましたが、今流のデジタルで作成された年賀状を幾つかご紹介します。
添付の内一枚は、私が作りました。手書きはそのとき入れませんでしたが、企画の面白みで両親からは、どうやって作ったの?難しいの?と質問詰めにあい、結論からペンタタブレットを送りました。母親は、当時70才でしたが、楽しんでくれたようです(ぼけ防止??)。弊社では、いまペンタブで作ったデジタルの年賀状を募集し掲載してます。これから書かれる方のご参考になればと。。。
いやあ〜、なかなかデジタルならではの良さが出てますよね〜。今風で、味があって楽しんで作っているというのが分かります。こう見ると手書きの絵も筆跡の一種と言えますね。私も公開している年賀状のいくつかはペンタブレットで文字を作り絵を描いていますが、年賀状においてはどんなデザインもイラストも、人を惹きつけるツールのひとつに過ぎないと考えています。自分が年賀状サイトでやっている事は、その道具のひとつを提供しているに過ぎません。アナログなサインペンも筆ペンもデジタルなペンタブレットもきっと同じなのでしょうね。最終的にその道具達を使って、自分の筆跡を加えて、人の印象に残る年賀状を作って頂きたいと考えています。
全く同感です。我々は、ペンタブレットを製造・販売しておりますが、役割は、一つの道具として提供です。アナログなサインペンと同様に、思いをデジタルで、同じかそれ以上に表現し 書き留めれるよう、技術革新をしております。ユニークななデザインやイラスト描きから、簡単な文字・文章書きまで、その一つ一つが個性を主張して、相手の心に届く年賀状作りに支援できればと考えます。目標は、元旦に、年賀状を通して、年始めの「笑顔の挨拶」を一人でも多く届けることでしょうか? 長く続けて行かなければなならない、大変やり甲斐のある仕事です。
私もそうですが、もう、こうなると使命感みたいなものでしょうか。古今、洋の東西を問わず気持ちの強い方が勝つのが理ですから、どんなカタチでも良いので「届け!」とばかりに道具を使って頂きたいなと思います。今日はどうもありがとうございました。

2007.12.23(日)