友人・知人c-04ふゆきデザイン年賀状

ダイエット

年賀状を普段出していなかった人からいきなり来たら焦る。自分と君は年賀状を出し合う仲だったのか〜と思う筈だ。年賀状の始まりはいつも突然やってくる。しかし、ひとたび出さなければあっという間に友人ではなくなり記憶から消え去る危うい仲もある。特に仕事で通じたりすると、ある時は仲の良い友人でも時の経過とともに疎遠になる。人と人のつきあいは常に一定ではない。これは年賀状に限らず、人と人とのつきあいの醍醐味かもしれない。

そもそも年賀状なんて、来た相手の住所をみながら書いていた筈だ。ところが、宛名ソフトの登場で、一旦入力したらそのまま出せるので、いちいち調べてチェックするのが面倒だと宛名ソフト任せになる。この場合、出す相手がどんどん増えてくる。希薄な友人関係がどんどん築かれていく。友人関係の新陳代謝がなくなっていく。無駄に出す相手が増え、年賀状のメタボリック症候群とやらになるに違いない。

年賀状もきっとダイエットが必要なのだろう。

なになに、贅肉は多いが、年賀状は殆どないから安心って？…う〜〜ん…そ、それはそれでまた悲しいもんがあるんじゃないでしょうかね〜。

(ふゆき)