一般用E07ふゆきデザイン年賀状

アナクロ年賀

アナログな年賀状がどんどん減ってきた。右も左もインクジェット。やっぱり手書きに限る…とは言い難い。全部手書きの方が遙かに面倒で遙かに時間が掛かるのだが、キレイにインクジェットでプリントされて、ひとことふたこと書いてある方が断然手がはいっているように感じる。人間の錯覚である。ハンコついておめでとう…と手で書いた日には、手を抜きやがったな…と思われてしまいかねない。

こうして年賀状は際限ない品質の軍拡競争へと火花を散らすのだ。そしてプリンタも同様に軍拡競争を続ける。思えば昔は手書きが当たり前。印刷なんて街の名士だけが許される特権みたいなものだった。今は誰もが気軽に印刷を手に出来るようになった。

手書きからハンコへ、そしてワープロ、ぷりんとごっこ、プリンタ、この先一体どこに行き着くのだろうか…

(ふゆき)