巳年・しめ縄年賀状一般用・e08

e08・ごきげんよう年賀状

おけましておめでとう…は、普通で言えば、ごきげんよう、こんにちは〜、良いお天気ですね〜位の意味だろうか。実にカジュアルな言葉だ。ここに重たいしめ縄のヘビを配してみた。何かしっくり来るような気がしませんか？愛想を振りまき、挨拶する事はとっても大切な事だ。決して嫌われる事はないのである。

ヘビが嫌われているのは見た目もあるが、毒があって噛むから怖いってのもあるのかもしれない。しかし、ヘビが石ころを噛んだり、草を噛んでるという話は聞かない。つまりは人間がヘビの生息地に踏み込んだときに、違和感があるから襲うのだろう。

そこでハブ取りの王位、王座、棋聖のハブ三冠に尋ねると、こういう答えが返って来た。ヘビも自然とともに生きている。人間もその自然とともに共生し、空気と同化する事により、ヘビが違和感を持って襲う事はないのだと。そこの石ころさん、こんにちは〜、そこの草むらさんこんにちは〜、木と枝さんごきげんよう〜と心の底から思って、そしてある呪文を唱えると、ハブも決して襲っては来ない。人間は、あたかも太古の昔からそこに存在していたかの如くに自然の一部と成る。何に対してもごきげんよう、こんにちはの精神を忘れてはいけない。ハブが出て来てもそれは変わらないのだと。

そこで気になるのがその呪文である。なんと唱えれば良いのだろうか。ハブ三冠に尋ねると、こういう答えが返って来た。

ハブ・ア・ナイスデ〜！
（噛まれて死んでも責任は持てない。）

（ふゆき）