企業・ビジネスa10 干支大黒様イラスト

大黒様

大黒さんの打ち出の小槌。いいですねえ〜。いいですねえ〜。ふったら何でも出てくる。どらエモンのポケットと同じだ。今も昔も人の欲するものはみな同じだ。これが欲しい、あれが欲しいではなくて、何でも欲しいものが手に入る秘密兵器が一番欲しいものなのだろう。その秘密兵器がお金になってしまう所があまりに現実的で悲しいものだ。

一番欲しいものの究極は命に違いない。もしも、一度だけ好きな時代に戻る事が出来るならば…の「if」はよくでる例えだ。それぞれに答えはあるだろう。だが、私が気になるのはそれをいつ行使するかという前提が欠けてることだ。一番行使するべきタイミングは命の尽きる寸前に違いない。だけど、もしも、もしも、交通事故で行使する暇なく死んだらどないすんねん…という恐怖が頭をかすめる。

行使したものの、早すぎて、もしかしたら長生きであと30年寿命があったらどないすんねん…という考えもある。しかし、人間というのは実に愚かなもので、若くしてふられたショックであの娘や彼との楽しい思い出を過ごしたあの時に戻りたいなんて、刹那的に1年前や2年前に戻ってしまうのだろう。そういうものだ。

だが、もっと愚かなのは、有りもしない仮定にだらだらとこんな文章を書く自分かもしれない。そして、もしももしも、大黒様が小槌で一つだけ好きなものを出してやろうと言うならば、私はきっとこういうに違いない。

打ち出の小槌を出してください（みんな同じ事いうだろう）

人間って愚かですね〜〜

(ふゆき)