市松模様は菱形とならんで和風の王道だ。どう使っても安定感がある。そこに申を入れただけで何の工夫もない。すんません。そうそう湯水の如くネタが沸いてくる訳でもないので、こういうのを混ぜないと実に辛い。 猿をいっぱい描くなら、どうして見ざる言わざる聞かざるをいれないのだ…という素朴な疑問が沸くかもしれない。 お答え致します。はっきりいって、手垢がつきすぎてそれだけは描きたくない。誰しも浮かぶ事だけは避けたいのである。天の邪鬼という奴だ。人が左向いたら右向いて、上を向いたら下を向く奴がどこにでもいる。要は私はそんな奴である。 本当は…三匹も違う猿を描くのが面倒なのが一番の理由だったりするのだが…。
(ふゆき)