ナウ書体で人気のあったリョービの書体がモリサワに(年賀状ニュース)

人気のリョービの書体がいずれモリサワパスポートで使えるかもしれない

リョービの書体がモリサワに事業譲渡でモリサワパスポートにラインナップ?

2011.08.12

リョービイマジスクの事業譲渡とタイプバンクの子会社化で寡占化が進むフォント

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel.06-6649-2151代表)は、リョービ株式会社(代表取締役社長:浦上彰 本社:広島県府中市目崎町762 Tel.0847-41-1111代表)ならびにリョービイマジクス株式会社(代表取締役社長:筆谷清隆 本社:東京都北区豊島5-2-8 Tel.03-3927-3300代表)からフォント事業の譲渡を受けることで合意をしたことを発表した。事業の譲渡日は2011年10月1日との事で、既にリョービの書体を持っているユーザーは、子会社化したタイプバンク社が行うとの事。

リョービの書体は1947年に欧文書体活字の専門メーカーとして創業した晃文堂にルーツがあり、活字書体、写植機用書体、デジタルフォントなど時代に応じた書体の開発・販売が行われ、2011年8月現在、リョービイマジクス株式会社より136書体が提供されている。ナウシリーズは洗練されたフォルムの書体で広告業界などでも人気があった。

【デザイン年賀状】
DTP業界ではほぼデファクトスタンダードだったモリサワの書体にタイプバンクの書体がラインナップされ。いずれさらにリョービの書体が加わる事で、主立った書体は全てモリサワパスポートで提供される事になる。業界にとっては窓口がひとつで全て使用できるが、寡占化が進むことも事実で、写研が駄目になった今、書体はモリサワの一人勝ちとなった。