ムック本の中味をアイデア工房スタッフが見て評価する、年賀状2013レビュー

技術評論社のかんたん年賀状素材集 2013年版を見る

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かんたん年賀状素材集 2013年版レビュー

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仕様


●発売・技術評論社
●272ページ。CD-ROM3枚
動作環境
Windows7、Vista、XP、2000、Me、98
Macintosh OSX / OS9
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想定ターゲット

若干パソコンに慣れたユーザー向け、幅広い世代。(特に世代を絞り込んでいるようには感じられない)

内容

年賀状カンタンマニュアルで各宛名ソフトを使った使い方を網羅。年賀状素材カタログとして、はがき、はがきフレーム、イラストヘビ、お正月、文字デザイン、台紙デザインなど10項目。巻末特別オマケとしてカレンダー、お年玉ポチ袋、金賃小物、メモ用紙、便せん、封筒から、寒中見舞い、クリスマスカード、暑中見舞いまで。

注意点

商用印刷や年賀状の営利目的に使用は出来ない。

総合評価

とにかくあれもこれもと詰め込んである。収録数も多く、対象も幅広く、動作環境も他ではあり得ないほど、幅広い。説明もありとあらゆるところに及んでいるのは非常に丁寧で親切だと言えない事もない。反面、あれこれありすぎて分かりにくくなる事も事実だ。その分デザイン的な質はイマイチである事は否めない。デザインテンプレートの数もイラストや素材の数も圧倒的に多い。素材は質的に若干数合わせの域を出ないものも少なくない。

ターゲットを絞り込んでいない点と、数が多すぎる分、選択に対しては逆に親切とは言えないかもしれない。少しピントが甘くなっている感じがあるが、決してかっこいい年賀状を作れば良いという訳ではないので、楽しんで作る。数が多くて迷うのも楽しみのひとつと考えれば、それはそれで悪くはないかもしれない。

本自体のデザインも淡々と詰め込んであるため、特にメリハリを意識したデザインではないが、もう少し分かりやすく…というのは酷なのだろうか。

この一冊を食べ物に例えていうなら・・・
『何が入っているか分からない鍋物』