年賀状の達人、うまの年賀状、定番縁起もの年賀状、フレームの達人、デジカメ年賀状、挨拶状、追加素材、おまけのカテゴリに分かれている。収録素材は2600点以上と銘打ち、トムとジェリーのカレンダー付。あて名ソフトとして、はがき作家Professionalが付属。エクセルを利用するあっという間に家計簿がおまけに付属している。
収録点数は2600点以上となっているが、年賀状デザインは実質664点。他は数合わせみたいなもので、殆ど使い道はないだろう。デザインに関しては質は及第点に達しているが、突出したおしゃれなデザインがある訳ではない。写真フレームは点数も多く、比較的質は良い。カジュアルな作風が多いのは、子供のいるファミリー層を意識しているからかもしれない。その証拠にトムとジェリーのおまけカレンダーは子供を意識して作られている。カレンダーに吊るす為の穴が開いているのは使い勝手を考えており好感が持てる。
作成ソフトのはがき作家Professionalは初心者でも使えるような仕様になっている。難しい操作はなく、ほぼマニュアルなしで使えそうだ。逆に言うとややこしい凝った事は出来ないと思った方が良い。例えば自分で作った、或は他のデザイン素材を読み込む事が出来ない。(独自のフォーマットになっている)但し、一旦、内蔵のデザインを読み込んで、写真を読み込むで上に重ねて読み込むと可能だが、そこまでして使う事はないだろう。
トータルとして408円という価格を考えると決して損はない買い物だと思う。作成自体は比較的簡単なので、あっという間にのタイトルに嘘はない。ただ、雑感として、本書に限らず数合わせの素材を入れて収録点数を水増しする傾向はどうかと思う。年賀状のデザインは1000あったとしても到底選べない。数よりも使い勝手、質を追求すべきで、もっと言えば、買う方も数に左右されないで買わないと、この傾向はなくならないだろう。傾向に拍車をかけているのは消費者であると思う。