さなめ/ぽんさんの自慢の年賀状の作り方とこだわりをエッセー感覚で。

さなめ/ぽんさんの私の年賀状作法その3

オリジナリティのある年賀状

印象に残るものを、人に届けたい

何はともあれ。あたしも、きっと(多分)これから、結婚して、子供を産んで……と人生を謳歌していくわけなんでしょうが。もし子供の写真を年賀添付するにしても、オリジナリティだけは追及していきたいと思っています。例えば、変顔だとか、珍行動だとか……一年の最初に笑顔になれるものを、印象に残るものを、人に届けたい。そして、子供が自分で絵や文字を書けるようになったら、「自分の周りの人には自分で作った個性的なものを送りなさい」と言いたいです。

実は、中学生時代の夢が「漫画家になること」だったあたし。これまで、オリジナルの紙年賀を送ってきたことで、年始には普段はあまり聞くことの無い感想をたくさん貰いました。もちろん、先ほど話題に挙げた先生からの話題の第一声も「まだ絵描いてる?」だったり。正直なところ、今もアナログでオリジナルのものを描き続けているのには、こういう理由もあります。

結局のところ違う道に進んではいるけれど、今も絵を描くのが好きだよっていう証明。「あー、あいつ変わらんなぁ」と、葉書を一目見たらわかって貰えるような、そんな1枚。要するに、年賀状を成長記録として見ておいて欲しいなぁっていう願いを込めてます。年々夢を追いかける人が減ってきて(まぁ年が年なのでしゃぁないですが)、そんな中でも馬鹿みたいに希望を持ってる人間がいるってことは、きっと楽しいだろうとあたし自身は思ってるので。……かくいう成長記録、自分の手元にはあまり残していないんですが……

年賀状は今年も手描き

年賀状は、それこそ「自分にとっても、貰った人にとっても、形に残る想い出」何年か後で見てみたら、あー、あの時こんなこともあったなぁ、なんて微笑ましくなるもの。だから、携帯の年賀状も手軽でいいけれど。学生の子(特に小学生とか中学生とか……自分で字を書けるくらいの年代になったら)には、たとえ面倒臭くても、紙の年賀状を書いて欲しいなぁと思います。色んな人との交流にもなるし、何より、元旦の日にポストを見に行くのが楽しみになる。あとは、普段は会えない人、あまりメールのやりとりをしない人ともずっと交流していけるから。

多分、あたしの年賀状は今年も手描きです。ボールペンでがりがり書いて、パソコンに取り込んで、色を塗って、印刷して……何気に時間が掛かるので1日作業ですが、そこらへんは楽しんでやってきます。