さなめ/ぽんさんの年賀状の作り方とこだわりをエッセー感覚で。

さなめ/ぽんさんの私の年賀状作法

オリジナリティのある年賀状

 

●さなめ/ぽんさん播州生まれの播州育ち。スエットと煙草と地元のツレをこよなく愛してんよ。ちなみに、ラノベ作家。
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小さい頃から絵が好きだった

年賀状といえば、やっぱり手描き。電子化上等になってる今は、もちろんパソコンで量産してますが……あたしの場合は元の絵自体がアナログなので、手描きだと言い張ります。笑

小学生の頃から絵を描くのが好きだったから、当時からこれまでずっと、あたしの年賀状はイラスト付き。でも、イラストがイラストなだけに、以前は仲の良い友達と、先輩・後輩・クラスメイトに送るものは分けてました。遠方の友達や学校が別れた友達にはプリクラを貼って、近況報告。先輩には、普通に干支の絵を描いてお返し。仲の良い友達や先輩・後輩には……とことんまで趣味丸出しの絵&メッセージを紙面いっぱいまで書き込んで、ポストに投函。

学生時代は、こんな感じでやってたかなーと思います。今となっては普通のものも作れるようになったから(というより、何種類も作れるだけの時間が無くなったから)柄は統一してますが、昔はそりゃあもう、年賀状は冬休みの宿題ばりに……年末追い込みの掛かる作業でした。

年が明けて手渡しした事も…

何か、当時は「どれだけ年賀状を貰ったか」っていうことが、冬休み明けの話題にもなってて。新しい友達が出来たら住所を交換して、枚数を稼ぐために送りまくる……っていう妙なサイクルが出来てました。周りの子がどうだったかはわからないけど、少なくともあたしはそんな感じです。

だからこそ、年賀状で一番こだわったのは、オリジナリティ。あたしが小・中学生の頃はまだパソコンが普及してなくて、送られてくるものは、ほとんどが手描きか、郵便局とかコンビニで売られてる既製品でした。そんな中でも奇抜性を出すために、スタンプを駆使したり、シールを貼ったり、カラーペンを使いまくったりと……イラストの他にも、色々と尽力した記憶があります。なんせ、翌年も年賀状を貰わんといかんので……苦笑

まぁ、いかんせんそんな感じなもので、作業にむちゃくちゃ時間がかかる……宛名を書いて、裏面も描いて……これが5枚や10枚ならまだしも、40、50ってなってきた時には、流石に31日までには間に合わなくなってました。元旦に着かなきゃ意味が無いものを、登校日に出していたことも多々あり。時には、学校で手渡し、なんてこともしてたと思います。