干支のマーク・年賀状ビジネス用・a05

サルのマーク

困ったらマーク的に処理して入れることになっている。正直、年賀状を20年も作っていると本当に描けなくなる。本当はどんどん引き出しが増えていく筈だが、消えている感じがするのだ。

今の仕事と、以前の仕事の中味が変化しているのが大きいかもしれない。手を動かして作業をすることが多かった10年以上前。現役でデザインもしていた。ところが時間の経過と共にプロデュースに回る機会が多くなり、どんどん現場から遠ざかる。するともう何も出来なくなっている。

引き出しを使い尽くして空っぽになり、あるいは引き出しから出さないうちに錆び付いて使い物にならなくなってしまうのだ。集中すれば多少は思い出すのだろうが、その集中力がない。エンジンがかかる前に終わっているので、完成度も低い。悪循環に陥っている。これは、もうお前は現場から消えて裏方に回れとのお告げに違いないと思うのだ。これをスタッフに告げると…

何を言ってるんですか！と怒られる。だから、無理強いされて仕方なくやっているようなものだ。

（ふゆき）