願いが叶う郵便ポスト?今年は天橋立で投函がオススメ!

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京都府宮津市の「天橋立府中観光会」が、日本三景・天橋立の一帯を「パワースポット」として売り出し始めた。
近くのケーブルカー駅にある郵便ポストを「投函すれば願いがかなう」とPRしてきた地元の高校生の取り組みを生かし、投函用の絵はがき8000枚を作製。9月からガイドツアーも始めた。
「天橋立を見て終わり」という観光客が多い現状からの脱却を目指す。
同観光会は、天橋立北側の府中地区で土産物店や飲食店などを営む約50業者で作る。
同観光会によると、天橋立に訪れる年間200万人以上の観光客の大半が、景観を楽しむだけで帰り、平均滞在時間は約1時間と短い。「時間をかけて楽しんでもらうには、景観以外の魅力が必要」と、昨年から新たな観光ブランド戦略を練ってきた。

 「パワースポット」のアイデアは、天橋立を見渡す傘松公園に上がるケーブルカー「府中駅」近くで、両親が土産物店を営む府立宮津高2年の松井義幸君(16)が、中学生だった2012年に発案。
男神イザナギ・女神イザナミが天橋立を懸け橋にして結ばれる神話にちなんで、府中駅の郵便ポストを「願いをかなえる霊力があるパワースポット・ポスト」と名付け、日、英、中、韓の4か国語のPR用パネルを作製。
地元郵便局も協力し、観光客が「結婚しよう」「受験頑張れ」などの願いを書いたはがきを
投函するようになった。

 同観光会は松井君の活動を、「古くから信仰されてきた天橋立の歴史と結びつく」と評価。「天につながる聖地」というブランドイメージで売り出すことにした。ポストに投函してもらう専用の絵はがきを作製し、7月から土産物店などに配布。絵はがきには、霧がかかって天空に浮かぶような景色の天橋立の写真に、「祈りが天に届く場所」のキャッチコピー、ポストの説明文を添えた。販売価格は無料〜10円。

写真は作製された絵はがき。霧がかかった幻想的な写真を採用した
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 また、奈良時代創建の籠この神社や傘松公園など、周辺の名所を巡るガイドツアーも始めた。同観光会役員の森美忠さん(48)は「古くから門前町が栄えたように、信仰の場には人が集まる。
天橋立の新たな魅力をPRして、多くの観光客に来てもらえたら」と期待。松井君は「自分のアイデアが周囲の人たちの協力で実現し、広がっていくのはうれしい」と喜んでいる。(読売ONLINE)
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